ひろしせんせーのひとりごと。

44歳の脱サラ保育士ひろしせんせーが書いています。

40歳おじさんの保育士資格挑戦④

これまでこのシリーズでは私の勉強方法について書きましたが、今回からは実際の試験体験です。

 

私が保育士試験を受けたのは初めてでしたし、模擬試験も受けませんでしたから、受験をするまでは試験がどんな感じなのか知りませんでした。ですから、こんな風な体験記は結構需要があるのではと思います。

 

私が保育士試験を受験したのは2019年です。6月ごろに願書を提出して、10月中旬の筆記試験を受験しました。私は都内在住なので、池袋の専門学校が受験会場でした。教室にびっしり机を並べて満席にして試験を行うんですが、2度目3度目の受験生がいるので、全席が満席になることはありませんでした。それに私が受験した会場は一人につき一つの机でしたから、隣を気にすることなく集中できました。

 

(余談ですが、のちに受験する社会福祉士試験は、東京ビックサイトに関東一円の受験生が集まり、長机に二人掛けで行います。試験日程も2月のため寒いし、トイレも混むし、隣も気になるし、受験生は皆同じですが、結構厳しい受験環境でした。)

 

保育士試験は9科目ありますから、2日間に分けて試験があります。初日は10時半から保育の心理学、12時から保育原理、お昼を挟んで14時から児童家庭福祉、15時半から社会福祉でした。私にとっての初日のポイントは1番最初の心理学です。心理学は現場に立ってからも使う知識ですから、他の科目より難しいのではと思います。1科目目からつまづくとあとに響きますし、朝イチから特に集中する必要がありました。

 

そこで私がとった対策は、試験開始が10時半とやや遅いため、9時頃に現地入りをして最後のおさらいをすることにしました。1時間もあればノートをすべて見直すことができますし、試験開始までに頭をしっかり試験モードに切り替えておくこともできます。

 

また、私の勉強法として、集中して勉強するときには必ず「コーヒーを飲む」というルーティーンをしていました。毎回これをすることで「コーヒーを飲む」と集中できるようになってきます。心理学の「パブロフの犬」で有名な「古典的条件付け」ですね。ですから試験直前にもグイっと缶コーヒーをあおって集中力を高めました。

 

そのおかげか、心理学を無事乗り切り、初日は好スタートを切りました。

 

保育士試験の1科目の問題数は教育原理と社会的養護を除いて20問(教育原理と社会的養護は10問)で、試験時間は1時間です。1問につき3分というのは、案外余裕があるので見直しの時間が十分にあります。(社会福祉士試験では2時間15分で83問を解くので、1問につき1分半程度。)

 

何度見直してもわかるものはわかるし、わからないものはわからないのですが、「絶対合ってる!」と言える問題もあります。合格点は難易度に関わらず60点なので、12問合っていれば合格です。なので絶対合ってる問題が12問あれば「この科目は取れたな」と思えるのです。そういう意味で、私的には初日の科目は一応全科目取れたと思えました。

 

細かく言うと、心理学は正直ギリギリかなと思いました。もともと心理学は必要とされる知識が幅広く、比較的不得意科目だったため、確実に得点できたと思えたのは12問ギリギリでした。保育原理は保育指針からの問題が多く、基礎的な問題でした。児童家庭福祉と社会福祉は公務員として働いていた私にとっては得意科目ですから、予定通り問題なしでした。

 

さて問題は2日目です。実は私にとっての苦手科目は2日目に集中していたんです。2日目は⑤に続きます。