ひろしせんせーのひとりごと。

44歳の脱サラ保育士ひろしせんせーが書いています。

40歳おじさんの保育士資格挑戦⑦

このテーマももう7回目です。今回は実技試験体験記その①です。

 

私は東京都で保育士試験を受験したので、試験会場は十条にある東京家政大学でした。集合時間はみんな同じだったので、電車を降りると受験生が列を組んで大学を目指していくので、様子を見て流れに乗っていけば大学に辿り着けるはずです。

 

受験生は当日の朝にオリエンテーションを受けることになっています。オリエンテーションの時間しか知らされていないので、実際の実技試験の開始時間と試験会場はオリエンテーションで判明します。東京家政大学は広いキャンパスにいくつも校舎が建っているので、地図を読むのが苦手な人は迷ってしまうかもしれません。ちなみに私は学生時代に何度か行ったことがあり、その頃とあまり変わっていなかったのでそれほど迷いませんでしたし、懐かしさで試験そっちのけで校門をバックに記念写真を撮ったりしていました。

 

オリエンテーションは注意事項だけなので15分程度で終わり、みんな一斉に各々の会場に大移動します。当日の資料が残っていないので正確ではありませんが、確か10時ごろに造形の試験があったと思います。

 

造形の試験は試験中に問題が発表される関係で(音楽と言語は事前に問題がわかっています。)、受験者は同じ時間に一斉に試験をします。知識が問われるような試験ではないので、試験前は色鉛筆が折れていないか、忘れ物はないかなどをチェックする以外にすることはありません。ただ一時間で絵を描き上げるにはスピードが大切なので、筆記試験同様集中力を上げるルーティーンをしました。

 

私が受験したときの問題は、室内で造形遊びをしている様子でした。突飛な問題ではなく、想定の範囲内だったため、当初の予定通り、おおまかな構図を決めて、保育士や園児、背景もあらかじめ決めていた服や髪型、床や壁にしました。いつも通り、公式通りの回答を作成したわけですが、時間は結構ギリギリで、色塗りがやや雑になってしまいました。しかし丁寧にやって色を塗りきらないよりも、すべて塗りきった方が絶対に得点は高いので、雑でも時間内に完成させました。

 

余談ですが、実技試験会場の受験生は圧倒的に女性が多かったです。受験生自体は大きな教室にぎっしり入っていたんですが、男性はちらほらという程度。私のようなおじさんは皆無、かと思ったんですが、なんと造形試験の隣に座っていた方は明らかに私より高齢の男性でした。おじさんというより、もう初老という感じのその方は、色鉛筆まで年季が入っており、布にくるんで持ってきていて、美術の先生のようでした。

 

さて、造形試験が終わると、私の場合言語の試験なのですが、長くなったので⑧に続きます。