ひろしせんせーのひとりごと。

44歳の脱サラ保育士ひろしせんせーが書いています。

40歳おじさんの保育士資格挑戦⑨

40歳おじさんの保育士資格挑戦シリーズは9回目でついに最終回です。

 

12月の実技試験が終わると、最終結果は1月にはがきでやってきました。合否と、合格者には今後の手続きが書かれています。言語の試験で5秒ほど余らせてしまったとはいえ、大きな失敗はなかったはずなので絶対に合格すると思っていましたが、やはり圧着されたはがきをぺりぺりとめくる瞬間は緊張しました。

 

はがきには筆記も含めたすべての試験の得点と合否が書かれていました。実技試験も筆記試験同様合格点は6割(50点満点中30点)で、2科目中どちらか一方が不合格だと実技試験そのものが不合格となります。私の実技試験の得点は、造形37点、言語36点でした。30点が合格点なので一見ギリギリに見えますが、7割は超えているので予定通りと言えます。初めから100点をとるのではなく6割を超えるための勉強をしていたわけですから。

 

合格者は保育士登録をして初めて保育士となります。「保育士登録の手引き」に沿って登録申請をするわけですが、この手引きは登録事務処理センターから取り寄せなければなりません。合格者には合格通知と併せて送ってくれればいいんですが・・・。その年の4月から保育士として働きたい人は早めに手続きをしなければなりません。私の場合、その年の1月からすでに保育園で働いていたので絶対に必要というわけではありませんでしたが、早いに越したことはありませんでした。

 

手引きに従えば手続きは難しくありませんが、手数料の払い込みや戸籍抄本が必要だったりするので、ある程度時間がかかるかもしれません。早めに資格証が必要な場合は早めに手引きに目を通した方がいいでしょう。

 

1月中に申請書を郵送した私は、3月下旬に保育士証書が届きました。プラスチック素材の簡素な証書入れでしたし、当時の東京都知事はあまり好きではありませんでしたが、資格証書が手元に届くと「国家資格を手に入れたんだ!」という実感が湧いてきました。私はそれまで、地方公務員の経験はありましたが、履歴書に書ける資格は自動車免許しか持っておらず、結局転職の際には10年の経験は1つの資格にも適わないと身に染みて感じていました。それだけに、「国家」という後ろ盾を得たような、心強さを覚えました。

 

また、この後、私は社会福祉士資格に挑戦していきます。保育士資格挑戦を通じて、働きながら子育てしながらという自分の生活の中で、どう時間を見つけて、どこでどのように勉強するか、ということが見つけられたため、すんなりと社会福祉士の試験勉強に向かっていけたと思います。そして社会福祉士試験を終えた今でも、「ここでまとまった時間が取れる」、「ここで少し時間が取れる」といった感じで、自分のための時間管理ができるようになったと思います。なんとなく過ごしていたら失ってしまいがちな空き時間を有効に使えば、趣味に勉強に、自分の人間としての幅が広がっていくと思います。

 

長くなりましたが、これにて私の保育士資格挑戦は終わりです。