ひろしせんせーのひとりごと。

44歳の脱サラ保育士ひろしせんせーが書いています。

40歳おじさんの保育士資格挑戦③

保育士試験挑戦への道。第3回は私の勉強方法についてです。

 

私は自分が他人より賢いとも優れた記憶力を持っているとは思っていません。だからこそ遠回りで時間はかかるけど、しっかりと身につく勉強法が必要だと思っています。そこで編み出した勉強法が、第1回でも書いた通り「インプットーアウトプット」勉強法です。

 

インプットーアウトプット勉強法とは、知識をしっかり整理して頭に入れるインプットと、入れた知識をさっと取り出すアウトプットの練習を分けて行うという、至極当たり前の、わざわざ名付ける間でもない勉強法です。ただ、敢えて例えるなら、素敵な洋服を買っても、乱雑にしまって着ずにいたら、買ったことも忘れてうっかりまた同じものを買ってしまうことがあります。私にとって帽子がそれです。私は帽子置き場をきちんと作っていないので、夏になるたびに帽子を買います。ある日何個も帽子が見つかるのです。


そんな無駄を避けるために、勉強した知識は頭の中に整理してしまう必要があります。ただし整理してしまっても、どこに何があるかは定期的に取り出してチェックする必要があります。それがアウトプットです。問題集を解くのは、頭から知識を取り出す練習なわけです。


ところで、私は5月から勉強を始めて10月の試験を目指しました。実質5か月くらいですね。仕事もしていたし子育てもしていました。共働きなので夕飯を作ったり、子どもをお風呂に入れたりもしていました。さらに社会福祉士資格取得のための通信校に通っていたので、時期によってはレポート提出もしていました。唯一の救いは、当時は週4日の仕事だったので、週に1日は勉強に充てられたことです。


第1回でも書きましたが、時間は作ろうと思えば結構作れるものです。通勤電車の時間、昼休み、子どもの習い事の待ち時間など。総合して私が確保できた勉強時間は以下の通りでした。

①平日週1日(2か月に1度は社会福祉士のレポートをやる日でもありました)

②子どもが寝たあとの1時間

③通勤電車の20分、往復40分

④昼休み、お昼ごはんを食べた後の30分

⑤子どもの習い事の待ち時間(週1回1時間)

 

③〜⑤は出先だったり細切れの時間だったりするので、毎日一問一答を持ち歩いて、すき間の時間に解くようにしました。まだインプットが完了していない時期から始めたので、最初はほとんど解けませんでしたが、何度も繰り返しやっているうちに問題も覚えてくるので、ほとんど正解を取れるようになります。苦手科目ほど多めにやりましたが、5か月間で平均5周ほど解きました。ちなみに使った一問一答は成美堂出版のものをでした。コンパクトで一問ずつ解説があるものを選びました。


時間が取れるときの勉強については、試験までのおおまかなスケジュールを立てました。まず、5月から7月くらいまでにインプットを終えようと考えました。インプットの方法としては、テキストを読んで自分なりにノートにまとめる。その際、あとで見返したときに問題集代わりに使えるように、大事なところはピンクで書いて、赤シートで消えるようにしました。これは大学受験時代の知恵です。ただ自分なりにまとめるだけではすぐに忘れるので、あとで何度も見返せるようにしました。テキストは「ユーキャンの保育士速習テキスト上下」を使いました。誤算だったのは、実際にテキストをまとめ終えたのが8月末だったことです。得意科目はサラっと流せば良かったんですが、律儀にも同じペースでやったのが失敗でした。

 

ともあれ1か月遅れの9月からアウトプットに移りました。使った問題集は「ユーキャンの過去&予想問題集」です。あえてテキストと同じユーキャンを使ったのは、テキストと問題集で解説が同じだからです。編集者が違うと解説が異なり、混乱してしまうのを避けました。予定より1か月遅れのアウトプットでしたが、過去問は2周解くことができました。


さらにこの過去問は、2回分の予想問題がついていました。本番まで1か月を切ってから 1回目をやりましたが、3科目ほど合格点に達せず、非常に焦りました。そこでインプットのノートを赤シートで繰り返し読み込んで弱点を克服し、2回目に挑戦すると正答率が上がりましたが、別の科目を落とすという結果になりました。


具体的には栄養と保育実習が苦手でした。この2科目は最後まで不安で、試験も落ちたと思いました。特に音楽の問題はどれだけ勉強しても意味不明で、匙を投げたくなりましたが、諦めずに理解しようと努力し続けたことが結果に繋がったと思っています。


④へつづく。