ひろしせんせーのひとりごと。

44歳の脱サラ保育士ひろしせんせーが書いています。

40歳おじさんの保育士資格挑戦②

前回は勉強の秘訣について書きました。今回はもう少し具体的に、私がどう勉強したかについて書きます。

 

まずは保育士試験のおさらい。

 

保育士資格試験はとりあえず大学を出ていれば受験できます。保育系の科目を履修しなければいけないとか細かい規定はないので、大卒なら誰でも受験できます。私は経済学系の学部でしたが、卒業はしているので問題なく受験資格がありました。試験は筆記試験と実技試験があり、筆記に合格した者が実技に進める仕組みです。

 

多くの人がぶつかる筆記試験は、保育原理・教育原理・社会的養護・子ども家庭福祉・社会福祉・保育の心理学・子どもの保健・子どもの食と栄養・保育実習理論の9科目。このうち教育原理と社会的養護は他の科目の半分の配点です。マークシート方式の5者択一、1問5点で20問出題され、合格点は60点、全科目60点をとらなければなりません。問題の難しさに関わらず一律60点が合格ラインなので、合否がわかりやすいと言えばわかりやすいですね。

 

試験は年に2回4月と10月にあります。筆記試験の合否は科目ごとに行い、合格した科目は3年間有効ですから、最悪3年、6回かけて9科目合格すれば良いわけで、単純に考えれば1回につき2科目合格すればいいわけです。どうしても資格を取りたいひとは、根気さえあれば難しくはなさそうです。

 

実技試験は、音楽、造形、言語の中から2つ選んで受験します。音楽はピアノやギターなどの弾き歌い、造形は絵、言語は物語りをします。苦手なものは捨てられるので、私の場合、造形と言語で勝負しました。音楽が必須だったら永遠に受からなかったでしょう。

 

合格率は20%前後です。この20%の内訳がわからないので、平均何回で全科目合格しているのかはわかりません。一発合格する率はもう少し低そうです。実際私が保育士試験を受験したときも、受験生が入れ替わり立ち替わりしていました。

 

さて、結果から言うと、私は5月ごろから勉強を始めて、10月の試験に一発合格しました。私の場合、行政で仕事をしていたため、普通の受験生が苦戦すると思われる、社会的養護、子ども家庭福祉、社会福祉あたりはほとんどノー勉でもいけました。心理学や保健あたりも少しは予備知識がありました。逆に苦戦したのは栄養と保育実習です。特に保育実習に関しては、先ほども触れたように音楽を大の苦手としている私には鬼門でした。栄養についても、ほとんど予備知識ゼロでしたから、イチからの勉強でした。

 

保育士試験についてのおさらいが長くなってしまったので、次回に続きます。次回こそ、私のした勉強方法です。