長男、不登校になる
長男は、コロナ禍真っ只中の高校2年生の頃から不登校となり、転学を経て何とか高校を卒業しました。その後アルバイトをして社会とのつながりを持つようになりました。(ここまでの経緯は「長男、不登校になる」シリーズで。) さて、高校を卒業してから1年が…
長男が不登校になってから2年が過ぎました。 今、長男は高校を卒業後に始めたお弁当チェーン店のアルバイトを続けています。アルバイトの日はいつも、揚げ物の油まみれになったアルバイト先の制服を持って帰ってきます。その匂いは洗っても落ちず、他のもの…
高校生生活も残り10日余りとなった頃、長男と私と学校の先生で最期の3者面談をしました。事前に私は電話で先生に経過を説明していました。前回までで書きましたが、経過は以下の通りです。 今のところ、長男は進学はしないという意思を示している。ならば消…
高校卒業まで1か月を切り、学校の先生と面談をしてきた私は、帰宅後すぐに長男と進路については話し合いました。 私は、親である私が長男の進路を決めてしまったり導いてしまったり、あるいは私の考えが長男の決断に影響を与えてしまうことは避けたいと考え…
長男が不登校になって1年が経過しました。1年・・・40過ぎの私にとっての1年はさほど長くはありませんが、長男のことを考えると、とてつもなく長い1年だったように感じます。 ちょうど1年前に年末年始の休みが明けて、高校へ通うことができなくなり、不登校にな…
長男は9月の終わりにクリニックから逃げて「徒歩4時間事件」を起こしたものの、その後翌週からまたクリニックに通い続けました。10月にはそのおかげで昼夜逆転だった生活リズムが改善し、昼間は起きていられるようになりました。まずはその間の経緯を説明し…
前回の「徒歩4時間事件」を経て、私は長男と対話をする気力を落としていました。その間、長男は学校に行くことはなく、アルバイトも採用されないため諦めてしまったようでした。ただ、事件の翌週もクリニックの予約を入れていたのですが、その日は私が家か…
長男の不登校を扱った記事は12回目になりました。このブログのほとんどが不登校のことになっています。それだけ今の私の頭を占めている懸案事項なのだと思います。 さて、長男がクリニックに受診をはじめて1か月が過ぎ、アルバイトの面接に行き詰まりを見せ…
9月に入ると世の中の学校は2学期がやってきますが、長男には2学期はやってきません。いつも通り家にいるだけでした。毎週金曜日にクリニックに行くようになったものの、学校に行くことはありませんでした。 クリニックに行くのにあたっては一つの懸念があ…
夜寝付けないのが苦しかったようで、長男は思春期精神科のクリニックを受診しました。 選んだクリニックは、自宅から電車で1時間の距離だったのですが、デイケアを行っているところだったので、ある程度診察に慣れてきたらデイケアに通って、長男がコミュニ…
長男の通信校では9月に前期試験がありました。コロナのためオンラインで行うことになっていたのですが、オンラインに苦手意識のある長男にはこなすことが出来ませんでした。それは想定できていたので、長男には登校して学校で受ければいいと伝えていました…
6月中旬に久しぶりに登校することができた翌日と翌々日、3日間連続して登校することが出来ました。もちろんクラスに入って授業を受けるわけではないけれど、「学校へ行く」ということを続けられることが大進歩でした。 しかし次の週は疲れてしまったのか1…
長男は夜中に一人で飛び出したあくる日、ついに学校へ行きました。 朝、仕事に行く支度をしていると、長男が珍しく起きてきて、「学校に行く」と言ってきた。とてもとても、とても嬉しかったが、下手に刺激をしてはいけないと思い、ただようやく向き合ってく…
入学から2か月間を不登校で過ごしたころ、学校から三者面談の話がありました。しかし、それはあくまで定例的なものでした。学校が何とかしてくれると信じていた私には何とも呑気な申し出だと思ったのですが、我が家の状況を認識してもらうには良い機会でし…
長男は、高校2年の3月で前の全日制普通科高校を辞め、高校3年の4月にサポート校併設の通信制高校へ編入しました。 しかし長男はまだ学校に行くことができませんでした。 4月2日に学力を把握するためのテストがあったのですが、一人で行くことが出来ま…
出席日数が足りないために留年が確定的になってから、通信制の高校の見学をはじめ、家からは少し離れているもののサポート校の通信制高校に転校することを決めた長男。通っていた高校にも転校する意思を伝えました。 長男の場合、学校を一度辞めて入りなおす…
その日は突然やってきました。長女が朝ベッドから起きてこず、学校に行きたくないと訴えたのです。 普段、明るくテンションの高い長女が泣いて訴えたので、理由は深く追求せず、その日は行かなくてよいと伝え、「明日は行こう」とだけ約束しました。ところが…
長男が「高校は卒業したい」と意思表示をした次の日、長男に気が変わらないうちにと通信制の高校を見学することにしました。 すでに近所の通信制の高校をピックアップして伝えていたので、朝イチでその日の午後に見学に行きたいと、2つの学校へ連絡をしまし…
長男が不登校となり、高校の留年がほぼ確定したころ、長男と将来についてしっかりと話し合わなければなりませんでした。そこで、私は長男に以下のようなことを話しました。自信を失い、将来に希望を失っている長男に、「君には何だって出来るんだ」というこ…
長男が不登校になって半年が経ったころ、長女も学校に行きたくないと言い始めました。 長男が不登校になってから恐れていたことが起きました。ついに来たかという感じです。 長女は長男の3歳年下で、学校に行きたくないと言い始めたときは中学3年生でした…
3月に入り、高校の先生から面談の話がありました。 そこで言われたのは、出席日数と課題提出ができていないために留年の可能性が高いということでした。 出席日数が足りなくなることは以前からわかっていました。なので、唐突な感じはありませんでした。現…
長男は高校2年の正月明けから学校に行かなくなりました。 それまでも何度か学校をサボるということはありましたが、連続して行かなくなることは初めてでした。親としては、もう小学生ではないので無理やり起こして連れていくことはできないし、頭ごなしに怒…
うちの長男は現在、17歳。 普通なら高校3年生で進路について悩んでいるころですが、長男は高校2年の3学期から不登校になりました。 長男は赤ちゃんの頃から臆病で、できないと思われることはしない性格でした。また心の中で「しない」「できない」「無理」と…